僕は過去にマーケティングを学ぶために、コトラーやポーターなどの洋書を購入しましたが内容が難しく挫折した経験があります。
そんな私でも本書「お客様には「うれしさ」を売りなさい」はマーケティングの入門書と言っても良いぐらいに解りやすく書かれています。
通勤時間や休日を使って簡単に読むことができました。
本書を読むことで、マーケッター1年生でもお客様を想像したマーケティング力の基礎が身に付きます。僕のような考えが凝り固まった40代にもおススメです。
この本はマーケティング戦略の入門書です。
本書は「マーケティング戦略の『マ』の字」を解説する本です。
と書いてあるほどの入門書です。
マーケティングと言えば神様コトラーが存在しているわけで、コトラーのマーケティング5.0が現在では最新版である。
僕は20代後半のころにコトラーのマーケティング3.0を読んだが、全く頭に残らないまま挫折したことがある。
その点、佐藤義典氏の著書は本当に読みやすく、僕のような人間にも優しい。
そもそもマーケティングってなんだっけ?
僕が言うには
お客様に自社の商品・サービスを選んでいただくためのこと
すなわち、
「お客様が「買いたい」「欲しい」ものを作ること」です。
これを作るためには、市場調査、製品開発、サービス、仕入れなども含まれることになります
概念としては非常に広くマーケティング部だけでなく、」営業部や研究開発部など様々な部門が関わるべき仕事でもあります。
購買行動は、お客様が主体となりますので、「自社の商品・サービスを選ぶ」を、お客様に「買う」という意思決定をして頂くことです。
「お客様には「うれしさ」を売りなさい」を手に取った理由
僕は経営企画の仕事をやっているが、経験に頼りがちになっていた。
購買行動は以下のような流れです。
- 最新のマーケティング戦略についてYoutubeで勉強していた。
- Youtuberが「ドリルを売るには穴を売れ」を紹介していた
- Amazonで「ドリルを売るには穴を売れ」調べる
- その著者は佐藤義典氏であると知った。
- 佐藤義典氏の最新著書を調べる
- それは「お客様には「うれしさ」を売りなさい」である。
- これ購入にしとくか。
こんな具合で手に入れた本である。
お客様の立場になって考えるのは難しい
マーケティングは「私たちの日常生活の一部」であるはずなのに、なぜわざわざこのような本で学ばなければならないのでしょうか?
それは、買い手(お客様)にとっては当たり前のことが、売り手になるとまったくわからなくなるからです。
本当にこれって起きます!!
自分のことを客観的に見るのは難しいです。
売り手はモノを売ることばかりを考えてしまい、買い手が買うことをゴールに置いていることが往々にしてあるのだと思います。
「商品サービスの利用価値」
=「お客さまが商品・サービスを使ってうれしいとき」
=「お客さまが商品・サービスの価値を感じる瞬間」
なので、ここを想像できるのが大切だってことなんですね。
お客様は、それを使う時にこそ「うれしさ」を感じる。
モノにもよるが、使っているとき、使ったあと、さまざまな場面が想像できるものだと感じた。
まとめ:覚えたことは直ぐに実行していこう
マーケティング戦略の本質とは、お客様に提供するうれしさをひたすら高めていくことだけ
本書には、この答えが全て書かれています。
普通の本はヒントがたくさん書かれていますが、本書はレッツノートやハーゲンダッツという身近なものに例えて考えやすい工夫がされています。
お客様の「うれしさ」を想像し、良い製品やサービスといった価値を高めていけると確信しました!